こんにちは♪
歯科衛生士の村上です(^^)
子供をいつから歯医者に通わせればいいのだろう…?
そう悩んでいる方は多くいらっしゃるかと思います。
今回は、育児経験をしている母として、また歯科衛生士として
『3歳までに歯医者に行くことの大切さ』を踏まえ
『なぜ3歳までに歯医者に行く必要があるのか?!』についてお話ししていきます!
いつごろから歯医者に通えばいいの?
まず歯医者デビューの一つの目安としては、”歯が生え始めるころから”がおすすめです。
赤ちゃんの歯が生え始めるのは、個人差はありますが生後6か月頃からです。
歯が一本でも生え始めたこの時期から、歯医者に通い始めることができます(^^)
早くから歯医者に通う習慣を身に付けることで、
子供が歯医者に自然に慣れていくことができるので、最大のメリットではないかと私は思います。
そして何より親御さんが、お子様に対しての正しい口腔ケアの方法を学ぶことができ、
子育てが初めての方でもご家庭で安心して正しいケアを行うことができます。
また、生えたばかりの乳歯は未熟で虫歯になりやすいため、
早い時期からフッ素塗布を行うことは虫歯予防に効果的です。
できるだけ早い時期から歯科医院で歯みがきや食生活の指導を受けることが、虫歯の予防にもつながります!
虫歯のなりやすさは3歳までが勝負?!
虫歯になる可能性が出てくるのは「歯が生え始めるころから」です。
生まれたばかりの赤ちゃんには虫歯菌はいません。
では、どのようなことがきっかけで虫歯になってしまうのか…
そのほとんどが、ご両親など身近な大人からの虫歯菌の感染なのです!
口の中に虫歯菌がいなければ、虫歯になるリスクは極めて低いです。
口の中に虫歯菌が住みついてしまうかは、”2歳半~3歳頃までに決まってしまう”のです。
子供のお口の健康のためにできること
”虫歯菌は子に移る。”
それを踏まえ身近なことから気を付けていけば、
お子様にとって虫歯になりにくい環境作りができます(^_-)
・子供と同じお箸やコップなどの共有は虫歯菌を移すことになるので、絶対にやめましょう。
・大人のお口の中から虫歯菌を減らしておくことも大切です。
大人の方は、大切なお子さんのためにも虫歯がある場合はきちんとし治療を受け、
日ごろから検診を受ける習慣を身に付けておきましょう。
・歯が生え始めたら早い時期から歯医者の検診に通いましょう。
気を付けるのは虫歯だけじゃない?!
そして、お口の健康の中には歯だけでなく
歯ぐきなど歯以外にも健康を守るためにプラスして確認しておくと良いことがあります!
歯ぐきが腫れていないか?出血していないか?の確認は、お子様が歯肉炎になっていないかの指標、
というのは近年では身近になっているのでご存じの方も多いかと思います。
しかし!実はそれにプラスして、
乳歯が生えそろう2歳半~3歳頃にお子様のお口の様子でさらに確認すると良いことがあります!
それは、
・歯の数は足りているか?
・将来的な歯並びは大丈夫そうか?
以上の2点を確認することで、矯正が必要なお口かどうか子供のうちに早めに判断できることがあります。
さらに、
・舌癖はないか?
(口を閉じたときに正しい位置に舌が付いているか、
何気ないときにお口をポカンと開けていないか、
サ行などの発音が舌足らずになっていないか等)
を確認することで、MFT(口腔周囲筋機能療法)が必要かどうかを判断することができます。
これらプラスαの確認をすることはご両親だけでは難しいことも多いため、
虫歯予防以外の観点からも歯科医院はお子様にとって必要不可欠です。
最後に
以上の理由から、
『なぜ3歳までに歯医者に行く必要があるのか』がお分かり頂けたのではないでしょうか?
しかしながら、お子様が小さいうちから歯医者に通うことに不安を抱く親御さんも多くいらっしゃると思います。
私もそのうちの一人でした。
「子供が泣いてしまい迷惑をかけないだろうか」、
「早くから通うことで子供が歯医者嫌いになってしまわないだろうか」
親なら誰しもが不安だと思います。
初めは泣いてしまったり、怖がってしまうお子様はもちろん居ます。
でもほとんどのお子様は、定期的に通ううちにだんだんと慣れ、楽しく歯医者に通えるようになりますよ♪
そのお手伝いをスタッフ一同させていただきますので、
ぜひ安心して来て頂けたらと思います(^^)
お子様の歯医者デビューにご不安のある方も是非お気軽にお問合せくださいね♪