こんにちは!たかはた歯科の横井です(*‘∀‘)
梅雨明けして、日に日に暑くなってきましたね(-_-;)
皆様も熱中症に気を付けてお過ごしくださいね。
歯周検査とは?
今回のテーマは、
『歯周基本検査、歯周精密検査』についてお話していきます!
私たちは、患者さんのお口の現状を知るために、初診や治療開始前、メインテナンス時に必ず『歯周検査』をします。
『歯周検査=歯周病の検査』といえば、想像がつきやすいかもしれませんね。
この検査をすることにより、歯科医師・歯科衛生士・患者さんで治療計画をたてることができます。
また、患者さんとの信頼関係を築くための大切な検査でもあります。
歯周基本検査、歯周精密基本
歯周検査は、大きく2つに分類されます。
①歯周基本検査
②歯周精密検査
検査の内容としては、このようになります。
①歯周基本検査
⑴歯周ポケット測定 1点法
⑵歯茎からの出血
⑶歯の揺れ
➁歯周精密検査
⑴歯周ポケット測定 4or6点法
⑵歯茎からの出血
⑶歯の揺れ
⑷プラークの付着状態
検査の内容としてはさほど変わりはありません。
歯周精密検査では、歯周ポケットを細かく把握したり、歯磨きの状態によってはプラーク(磨き残し)の付着状態を診ていったりと、歯周基本検査より更に詳しく検査していきます。
歯周検査の内容
では、1つずつご説明していきます。
⑴歯周ポケット測定
歯周ポケットとは、歯と歯茎の隙間の溝のことを言います。
歯周病が進行していくと、歯を支える骨が溶けていきその溝が深くなっていきます。
歯周ポケットの深さは歯周病の進行具合に比例しますので、歯周検査でまず初めに行っていきます。
歯周基本検査では、歯茎の最も深いところを1点だけ、
歯周精密検査では、歯茎の深さ4点or6点、を記録していきます。
⑵歯茎からの出血
同じ規格の器具と決められた力で、歯周ポケットを測定した際に、出血があるか診ていきます。
出血した場合は、歯茎が炎症を起こしているサインです。
⑶歯の揺れ
歯周病が進行して支える骨が溶けてくると、歯をしっかり支えられなくなるので、歯がぐらつきはじめます。
歯がどれぐらいの揺れなのか、0~3度の4段階で判断します。
0度・正常。揺れ0.2㎜以内(生理的動揺)
1度・軽度。左右に揺れ0.2~1.0㎜
2度・中度。左右前後に揺れ1.0~2.0㎜
3度・重度。左右前後に揺れ2.0㎜以上or垂直方向に沈む
⑷プラークの付着状態
所謂、磨き残しです。
プラークが歯の表面に付いたままになっていると、虫歯はもちろん、歯周病にもなってしまいます。
実際に見たり、触ってチェックするだけではなく、状態によってはプラークを染め出し液を使って、色を付けてはっきりわかりやすくすることもあります。
以上が、『歯周基本検査・歯周精密検査』についてでした!
まとめ
歯周病かどうかの判断は、これ以外にも、レントゲン写真撮影や嚙み合わせを追加して行うこともあります。
歯周検査は、「痛いから…」「検査したくない」とおっしゃられる方もいますが、触って痛いところは炎症を起こしている可能性が高いです。早期発見することで、簡単な治療で済むこともあります。
当院では、初診来院時や治療開始時、メインテナンス移行時、定期検診・メインテナンス毎に歯周検査を行っています。
お口の現状をしっかり把握するための大切な検査になりますので、ご協力お願い致します♪
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